8.毘沙門天付近
                          「みなみ野二丁目、毘沙門天付近」の紹介    
         

みなみ野の「むかしの面影を残す道」 No.8


 現在、毘沙門天の前を通って、線路沿いに坂を登ってみなみ野駅の西口に抜けるこの道は、かつては、毘沙門踏切で横浜線を渡り、国道16号に絡がる宇津貫町の主要な生活道路でした。開発によって踏切は残っていません。毘沙門天の辺りの道は昔の面影を色濃く今に残しています。
 神社の石段は高く急で、その登り口には毎年見事な花をつける桜の古木と湧水があり、いつも水をたたえていました。昔のままの石段を登ると境内に市の天然記念物に指定されている「スダジイ」の巨木が枝を天に拡げてそびえ立っています。みなみ野の街の中とは思えない所です。
 この神社は地元に古くから住む佐宗一族が守り神として万治2年(1659年)に造ったと言われます。みなみ野の駅西口から南へ徒歩約5分のところにあります。

   製作、著作・水越 恒雄 

「みなみ野二丁目、毘沙門天」付近

図ー1 昔の風景
図ー2 現在の街並み
図ー3 昔の道
図ー4 現在の道