13.七国峠相生の松
                  「七国四・五丁目 昔の七国峠相生の松付近」の紹介  
         

みなみ野の「むかしの面影を残す道」 No.13


 七国小学校の南西側、広い道路の交差点附近には、開発前、七国峠道(津久井往還)が通っていました。八王子と津久井方面を結び、絹に係わる物資を運ぶ重要な道路で
大船町側に新しい道路が出来るまで主要な道路として賑わっていたそうです。
 現在の七国4丁目、5丁目境の道路附近には昔、相生の松とその根本に美しい石仏
(菩薩立像)が立っていて、春ともなると若葉やツツジの花に囲まれたとても美しい峠道でした。昔の面影を道とするには今は立派な道路になりすぎてしまって少し違和感がありますが、私にとってはこの附近に立つと昔の姿が鮮明に浮かびあがってきます。
 この石仏は現在、熊野神社(兵衛2丁目)に移され大切に保存されています。七国峠の道は開発がまぬがれた部分が近くの水道タンクの奥側にそのまま残されていて、昔にタイムスリップした気分になります。訪れてみてはいかがでしょう。

   製作、著作・水越 恒雄 

七国四・五丁目 昔の七国峠相生の松付近

図ー1 昔の風景
図ー2 現在の街並み
図ー3 昔の道
図ー4 現在の道